チンダル現象
世間一般的に広まっている作り方では、レーザービームを当ててコロイドを確認し、レーザーが強く見えた方が良いコロイダルシルバーだと言われていますが、実は本当はレーザーが弱く見えるほど良いです。懐中電灯の場合は、色っぽく濁って見えるのが少ないほど良いコロイダルシルバーです。チンダル現象はコロイド粒子があることを示していますが、チンダル現象は弱いほど良いです。一般に広まっている作り方で作られ、レーザーを当てて見えるのはコロイド粒子ではなく、コロイド状の酸化銀結晶です。これは銀を過度に加熱することによって引き起こされています。
チンダル効果とは、水に浮遊する粒子による光の散乱です。
粒子サイズが2倍になると散乱光の強度は64倍になります(2^6 = 64)が、反対に15nmの粒子は30nmの粒子のチンダル効果の1/64です。良質なコロイダルシルバーは10~20nmの粒子サイズです。このサイズでは10~20nmは可視光の波長よりもはるかに小さいため、チンダル効果は非常に弱いです。ですが酸化銀の結晶は金属銀のナノ粒子よりもはるかに大きくなり、100nmではチンダル効果は20nm粒子の15625倍、14nm粒子の 117000倍になります。14nm粒子のチンダル効果は、100nm粒子の0.0000085しかありません。だからチンダル現象は弱く見えるほど、良いコロイダルシルバーだということがわかります。
Trueコロイダルシルバーのフォーラムでは、チンダル現象については考えなくて良いとは言われていますが、より少なく見えるのが理想だとも書かれてあります。全くゼロにすることは不可能に近いそうなので、なるべくビームも見えず濁っても見えないコロイダルシルバーが理想には違いありません。
このチンダル現象に固執しなくてもよいし、追及するのも悪くないと書かれてありました。
私は個人的にこのチンダル現象をいかに少なくするかを追求したく、いろいろと試してみました。
フォーラムの専門家の方たちが書いていましたが、まったく同じ電流や容量で試しても、まったく同じ物ができるわけではなく、そのコロイダルシルバーを作れるのは自分だけです。だから自分でいろいろと試し、自分に最適なコロイダルシルバーを作ることをフォーラムの管理者達は望まれています。
電解質に使う重曹でも濁りに違いが出たり、還元剤でも違いが出ます。温度や室温によってもチンダル現象が多くなったり少なくなったりすることに気づいたと書いている人もいました。
私の場合ですが、作成後にガスコンロで温めず、マルトデキストリンを還元剤として使い、室温でそのままにしておいたものが、今のところ一番チンダル現象が少なく見えました。RO水を使った時より、蒸留水で作ったCSの方が出来がよい感じもしました。
殆ど同じ環境で左は20ボルト弱、右は30ボルト近くで作成
(このレーザーは数キロ先まで届くものなのでこのようにはっきり出ますが、赤の普通のレーザーだとほとんど見えないです)
レーザーで分かりにくければ、細いライトを当てれば濁りがわかりやすいです
左の方が濁っています
同じPPMですが右の方が濁っています
20ボルト前後が良いとされていますが、作っている環境や使っている物によってすべての人が同じCSを作れるわけではないので、いろいろと自分で材料や電流を変えて何度も作っていると、自分が満足するCSができる瞬間がいつかやってくると思います。濁りの無いレーザーも殆ど見えない、本当に透き通ったCSができた時には感動します。
フォーラムにあったチンダルに関する、いい回答をそのまま載せています。
https://www.cgcsforum.org/index.php?topic=3329.msg27655#msg27655
The tyndall effect should be minimized, but it will never be zero. So it would be helpful to see a picture. Since your solution turned out clear yellow, it is probably fine, as good as can be made.
While everything in the articles about Tyndall effects is true, it takes only a very small proportion of the particles to be overly large to create it. Is it really that important if your colloidal silver contains a few percent large particles? Its good to always be aware and to try and minimize it, but unless you go to ultra extreme measures, it will never be %100 perfect. What is important is whether it will be effective or not. Even the lab researchers with multi-milllon dollar lab equipment cannot make it perfect as shown by their TEM images of their nanoparticles.